71回目の早苗振開催

6月7日(金)、本校恒例の早苗振が行われました。今年で71回目を迎えた早苗振は、田植えの無事終了を田の神、「さ」に感謝し、田の神を天に送る式です。古くから仙北地方では個々の農家で田の神の餅をつき、御神酒を添えて、働いてくれた人々を労ってきました。校長先生からは本校の卒業生で、人工交配品種のさきがけとなった陸羽132号を手掛けた仁部富之助先生のお話、農場長の入江先生からは、日々の実習や学習に対する取り組み方の評価と労いの言葉がありました。また、今年度は、旧職員の風登森一先生(昭和48年、農業科卒)の講演が行われました。題目は「人との出会いを大切に」で、先生の大農時代から学生時代まで自身の進路に影響を与えてくれた友人たちについて、当時の農業政策をはじめとする時代背景を盛り込んでお話して頂きました。全校生徒には「志を持つ」「親友を持つ」「成功するためには体力が必要である」という貴重な言葉が贈られました。後輩への期待は大きいものでした。豊作祈願では、吹奏楽部が場を楽しませてくれる演奏を披露してくれました。

そして、待望の豚汁会では「畜魂碑」に慰霊した後、生命に感謝しながら「いただきます」と各クラスで声があがっていました。食品科学科の3年生、職員は暑い中汗をかきながら作ってくれた豚汁は2種類!復活の「昭和」版では、高野豆腐とサツマイモに「マイルド!」など舌鼓を打っていました。午後はアトリオン音楽ホールによるコンサートを鑑賞、みなさん、1日お疲れ様でした。

〈写真上 中:風登先生へお礼の言葉〉

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