第75回日本学校農業クラブ全国大会 岩手大会に出場しました!(果樹部)
10月23日(水)から24日(木)、盛岡市民文化ホール(マリオス) 大ホールで、「農業高校の甲子園」ともいわれる農業クラブ全国大会プロジェクト発表会、分野Ⅱ類に出場しました。本校としては10年ぶりに果樹部が東北大会を勝ち抜くことができました。
果樹部のテーマは「サステナW」-2031年、人も地域も取り残さない-で、地域資源を発見、活用した農薬以外の消毒代替法から耕作放棄地の雑草防除の体系と稲作と果樹の複合経営についての研究内容でした。
全国大会はレベルが高く圧倒され続けていましたが、発表後、大きな拍手を頂くことができたことは、一定の評価があったからだと生徒と話しました。高校3年間という短い時代に課題を見つけ、解決に結び付ける報告が示せたことは生徒の自己有用感につながり、大きく成長できたと思います。
優秀賞という外部の評価だけでなく、地域貢献活動や農業に取り組む姿勢、プレゼンテーション能力などがしっかりできたことを誇りに、反省点を振り返り、見つけた課題を次の世代に継続させていくことが3年生の使命であるとも伝えました。
果樹部への御協力に感謝致します。
生徒の記録簿から(写真参照)
○大会前日 (リハーサルの振り返り)
「リハーサルを終え、振り返りをしている様子です。それぞれ気付いた点を報告しあい、最後の微調整をしました。明日の大会で最高の発表をするために、夜遅くまで話し合いました。」
○大会当日
いよいよ大会本番です。部員全員で円陣を組み、今までの練習の成果を存分に発揮できるように、気合を入れました。
機器の動作や原稿の読み間違えもなく、今までの練習の中で最高の発表ができたと感じました!3年生にとってはこの大会に出場するのは最後でしたが、悔いの残らない発表ができました。また、2年生は今回が初めての大会でしたが、初めてとは思えないほど完璧だったと思います。
○表彰式
優秀賞を受賞することができました。最優秀賞は受賞できませんでしたが、優秀賞だったからこそ新たな目標を立てることに繋がりました。貴重なこの経験を今後の人生に活かしていきます。
研究に協力してくださった地域の方々、大学の先生、校長先生はじめ、先生方本当にありがとうございました!
農業クラブとは 全国の農業教育を主とする学科で学ぶ生徒たちが、未来の農業の発展に貢献できるよう、科学性、社会性、指導性の農ク3大目標を身に付け、クラブ員の連携や互いに学びあう精神を育むこと等を目的として結成された全国組織です。 プロジェクト発表とは 日頃の農業に関する調査研究の成果を発表し、3大目標を高めるとともに、専門的な能力や態度を高めることが目的です。各分野は次の通りです。
分野Ⅰ類「農業生産・農業経営」
1 農業生物の育成や生産性向上に関すること
2 農業生産物の加工・流通・消費に関すること
3 農業の経営や経済活動に関すること
分野Ⅱ類「国土保全・環境創造」
1 国土の保全や環境創造に関すること
2 森林資源の活用に関すること
分野Ⅲ類「資源活用・地域振興」
1 園芸作物や社会動物の活用に関すること
2 地域資源の活用や地域の振興に関すること